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スレイヤー野戦教範
FM−31-666a VS 特異生命体作戦について

FM-31-666aの野戦教範は対特異生命体作戦の戦術体系を整理するために作成された。特に吸血性を持ち、その中でも霊長類を基盤とする仮想の敵との局地戦に必要な戦術、技術、訓練指針、そして生存の心得等が含まれているため、コード66615状況での大きな成果が期待される。

配布制限!敵対国家政府及び民間人に提供する場合、STRADOC(訓練及び教範司令部)を通じること。
コード 66-615 ブリーフィング全文-

諸君!私は今回の作戦の後方支援責任者、カイザー司令官である!
でも、のんきに自己紹介をしてる場合ではないのだ。
早速今の状況を説明しよう。


貴官達は未確認特異生命体との戦闘を想定し、訓練を受けてきたそうだが、エスラニアの現状に対する理解度は低いと考えられる。

現在、この国の60%はHomo−Vampricus、一般にヴァンパイアと知られている吸血性の特異霊長類集団の影響力下にある。この中には、ヴァンパイアとの中小規模の戦争を経験した者もいると思う。しかし、今回の状況は今までとは全く違う様相を見せている。だから、我々スレイヤーが集結することになったのだ。分かったか。諸君!

ヴァンパイアと言っても、やつらは映画のドラキュラ伯爵とは全然違う。
基本的な部分は今から説明する。詳細は野戦教範を参考にすること。

先ず、やつらは外見は人間と似ているが、内臓構造は完全に異なる。やつらは人間や動物の血液を吸収することによりエネルギーを得るそうだ。人間の血に限ってはいないが、効率と味覚という側面において、大部分のヴァンパイアは人間を好むことで知られている。

一番大きい問題はやつらに攻撃された被害者の一部がヴァンパイア種族と類似した身体変異を経験するという事だ。

こうやって変異した被害者、通称スレーブが生前の記憶や知能を持っているのか、ヴァンパイアの指示通りに動くだけなのかは確認されていない。しかし、スレーブも人間の血と肉を貪り食らう傾向を見せている。

だから、ヴァンパイアは人間の天敵であり、除去されなければならないのだ。
やつらはニンニクや十字架を恐れない。しかし太陽光線にさらされると、身体に奇妙な発火現象が起こり始め, 露出が続くと、100%炭化される。

理解できないのは、こんな弱点があるにもかかわらず現在この国で24時間ヴァンパイアの活動が報告されているってことだ。ヴァンパイア種族の身体にある変化があったというより、この地域の何かが彼らに影響を与えていると推測される。従って、今度の作戦のミッションにはその何かの探索と破壊も含まれていることを忘れないこと。

ヴァンパイア種族は大衆に露出され、人類に敵視されることを今まで回避して来たし、太陽光線の下での活動がほとんど不可能だという弱点のため、仕方なく我ら人類と同居をするしかなかった。

しかし、ついにやつらは馬脚を露わし、我が国の国民の1/3を殺戮するに至った。

上部は現状況をコード66615に認知、全面的な反撃を承認した。この作戦はバチカン教皇庁、ローゼンクロイツ技師団、アメリカ国家安全保障局、保安上の理由で公開できないが、その外にも多くの協力を受けて展開される。

諸君達の派兵もその一部だ。今から諸君は元の所属ではなく、スレイヤーの一員として活動するのだ。

人間の尊厳を守る為にこの戦場へ来た諸君を歓迎する。
より具体的・基本的な戦術について知りたいなら、野戦教範コードナンバー FM-31-666aを参考にすること。

貴官の武運を祈る。

必ず生き残るんだ。アーメン!
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